デイサービスやショートステイ等、介護サービスを初めて利用する時、どこにしたらいいか迷いますよね。その人その人、状態も違うし趣味も違うし。家族が施設を見学に行っても、短時間では正直のところあまりよくわからないし。

このコーナーでは、実際に利用している方やそのご家族からの「楽しい!」「嬉しかった!」「助かった!」 などのお勧めレポートを募集しています。「私が利用しているところはこんな特徴があって良い」など、サービスの特徴がわかる生の情報をお待ちしています!

K 特別養護老人ホーム(ショートステイ)

認知症の実母が老健入所前の1年間、こちらでお世話になりました。岡部町内谷のK特別養護老人ホームのショートステイです。

 

日帰りのデイサービスでさえも母を連れて行くのはあの手この手と大変なのに、果たしてお泊まりが成功するのだろうか? と長いあいだ躊躇していたのですが、ケアマネさんから「Kショートは認知症の対応が上手」ということで勧められ、利用に踏み切りました。結果は大成功、母の場合、Kショートは大正解でした。

何がいいかと言うと、ひとことで言えば「ショートステイらしからぬショート」なのです。普通ショートと言うと「デイサービスと違って着替えなど荷物の用意が大変」「デイサービスのようにレクリエーションをしてくれない」等、デイサービスと比較しての不満が多々あるものですが、心配ご無用です!

 

おすすめポイントその1『着替えを持っていかなくていい』

こちらにはなんと、衣装係さんがいらっしゃるのです。「明日は◯◯さんがいらっしゃるからどの服にしようか」と、前日にイメージを膨らませて用意してくださっているそうです。しかもとても素敵なコーディネイトで、普段着ている母の服よりよっぽどオシャレ。いったいどこで見つけてくるんだろう、と感心してしまいます。もちろん下着も用意してくれています。というわけで、荷物はデイサービスに行く時と一緒、薬と上履き以外は特に用意するものがありません。そして「施設職員による荷物チェックを本人が嫌がる」といった問題も発生しません。

おすすめポイントその2『レクリエーションをしてくれる』

ふんわ~り優しい印象の女性音楽療法士さんの指導による歌唱や楽器演奏は特にオススメ! その他にも各種創作活動、お花見、中庭でのホーム喫茶、卵焼きイベント等々、レクリエーションが充実しています。

また、前もって言っておけば美容師さんがヘアカットしてくださるのも嬉しいです。

おすすめポイントその3『本人が「帰りたい!」と言い出しても上手に対応してくれる』

 母に関して一番の心配はこれでした。最初のお泊まりの日、職員さんにそのことを打ち明けると「夕方になると皆さん、帰りたい!とおっしゃいますよ。それが普通なので、何も気にしなくて大丈夫ですよ」といともあっさり答えてくださいました。施設によっては、家族に電話がきて連れ戻しに行かなくてはならない、と聞いていたので、Kショートの対応は心強くて有り難かったです。

 

あと、「ショートを利用すると認知症が進む」と言われますが、母の場合は特に感じませんでした。いきなり知らない場所で寝泊まりするなんて、帰ってきたらさぞかし混乱するだろう、それも認知症なら仕方の無い事、と、覚悟しての利用でしたが、思っていたほどのことはありませんでした。

 

Kショートの相談員さんはいつもキリッとお洒落で素敵な女性です。母の問題行動に関しても積極的に打開策を打ち出してくれたり、はきはきとした対応にとても頼れる方だなといつも感じました。明るくあたたかい雰囲気のある方なので、お会いして少しお話するだけでも心が和らぎます。利用者さんのご家族は、心配な事や気になる事、なんでも思い切って相談してみるときっと道が開けますよ!

母は入所までの約1年間、こちらでたくさん遊ばせてもらい、皆さんにあたたかい言葉をかけてもらい、本当に楽しかったと思います。かなりの日数を使わせていただいていたので、最後の頃には、ショートから帰ってきた次の日にはもう「あそこへ行く!行く!」と言い出してダダッ子のようでした。きっと楽しい感情は記憶に残るんですね。

 

 

 

早春のお花見お出かけファッションを用意して下さいました。

帽子とジャケットの素材も素敵なんですよ。

 

 

 

明るく風通しの良いお部屋で毎日レクリエーション。

 

 

こちら御詠歌。

衿元にフリルのついたブラウスや、

レース調のカーディガンなど、

衣装係さんの優しいセンスが光ります。

Y デイサービスセンター

前島のYデイサービスでの感想、職員が沢山居ること、経営のバックボーンが内科医院であるためか、施設長が若く職場の雰囲気が明るく、常にイベントに力を入れている。食事等は給食センターに指定献立で発注しており、好き嫌いが無いように心配りがある。ケアマネージャーも比較的若く、こちらの要求について良く理解されて対応がなされています。利用者は一日あたり約30名。

少し前、おやつに出たお菓子についていたシリカゲルを食べてしまったとの事で「病院に来ているのですぐに来てほしい」との電話がありました。大事に至ることはなかったですが、すぐに病院受診に連れて行ってくれた事は家族としては良い対応をしてくれたと思っています。

 

S デイサービス

私の母は83歳、認知症で介護度2と3を行ったり来たりですが、身体はめちゃくちゃ元気でスポーツと音楽が大好き。そんな母にケアマネさんが勧めてくださったのが藤枝駅南のSデイサービスです。


ここはレクリエーションが選択制になっていて、豊富なメニューの中からその日の気分で選べるのですが、その中に毎日「グランドゴルフ」があり、これは母が喜びそう、ということで決めました。そしてもうひとつ、併設されている保育園の園児さん達が遊びに来てくれるのも母が喜ぶツボです。


私が嬉しかったのは、送迎の車に運転手さん以外にもうひとり職員さんが乗っていてくれること。母は車のドア等あちこち触ってしまうので、運転手さんだけだと心配なのです。

そしてなんと言っても施設長さん(男性)が、熱く、頼もしい存在です! 契約前に初めて我が家を訪問してくださった時、私が母の状態をあれこれ説明する前に、一目でその大変さを見抜いてくださり、嬉しかったことは忘れません。私の父も施設長さんをとても気に入っていて「今時めずらしい青年だ、頭も良い!」と絶賛です。ディでは元気な男性利用者さんのボクシングの相手をしている姿をお見かけしたり、女性利用者さんにいじめられていたり(?!)、またそれがとても楽しそうで、この仕事がお好きなんだなぁ、と感じられました。利用者家族としてはそういう光景を見ると嬉しいものです。徘徊のある利用者さんをドライブに連れて行ってあげたりすることもあるそうです。施設長さんは多芸な方で、デイ新聞のちょっと青春を感じさせる俳句もお見事、またみずからギターの弾き語りを披露されたりもするようです。

他の職員さん方も、皆さんいつも生き生きと爽やかで、一丸となってお仕事をしていらっしゃるように感じます。母のちょっと厄介な性質もわかってくださっているので、私はいつも安心して皆さんに甘えさせてもらっています。我が家ではすっかり「困った時のSデイ頼み」になっていて、本当に心強く、支えていただいていると実感しています。

 

夕方、送りのバスが到着して母が降りると、他の利用者さん達が満面の笑顔で、ちぎれんばかりに手を振ってくださいます。その様子に「今日も皆さん楽しまれたのね!」と、私も明るい気持ちになります。これも嬉しい一コマです。

デイサービスで教えていただいたピクチュアパズル、枠の部分の絵につなげて作っていくタイプ。普通のパズルが無理になった母でも楽しめます。ホビヨンにも何種類かありました。

 

K デイサービスセンター

瀬古にあるKデイサービスでの感想、職員の数は多くはないが、ユニバーサル園芸を売り物にしており、北高校生との交流や、面白園芸や施設の付近に農園があり専門園芸士による認知症予防カリキュラムが組まれています。昼食は自家製の旬の野菜を主体とした食材を使った約10品の献立が毎日組まれております。専門の調理師の方が厨房にて毎日調理されております。また家族地域交流の場が設けられており、演奏会やコーラス会等があります。

利用者は一日あたり9名。

 

<23年4月7日の献立紹介>

主食:えんどう豆のごはん

主菜:鰆の西京味噌漬け

副菜:いり豆腐 人参のサラダ なめ茸おろし 漬け物 ふきのとう味噌和え

汁物:にゅうめん

デザート:バナナ


A デイサービスセンター

認知症で介護度2の母が介護サービスデビューしたのが時ヶ谷のAデイサービスセンターです。私自身、介護サービスの知識もなく、右も左もわからない状態。しかも母はもともと人付き合いが好きなタイプではなかったので、はたしてデイサービスに馴染めるのかしらと不安でいっぱいでした。

ケアマネさんはそんな母の性格をよく理解してくださり、「お母様はほうっておかれると、どうしてよいかと不安になってしまうので、職員さんの目が行き届くところが良いでしょう」と、イチオシでAデイサービスセンターを紹介してくださいました。「ここの施設長さん(現在は島田センター)は、ひとりひとりをとても良く見ていてくださる」と、信頼を寄せていらっしゃいました。

そしていよいよ ”1日お試し体験” ということになり、電話をくださった施設長さんの控えめで穏やかな口調にほっとしつつ、ひととおり話をした後、「他に何か気をつける点はありますか?」施設長さんのこの一言に、私は熱いものが込み上げて来てしまいました。身内以外の人が母のことに気を配ってくれる! 今までの孤軍奮闘が報われるような安堵を感じました。

実際利用してみて、ケアマネさんの信頼に「なるほど!」と思う日々でした。母も施設長さんのことを「上品で穏やかにお話してくれる、とても優しい方」と、いつも目を細めていました。

 

職員さん達はそれぞれ個性的で、利用者さんに対する接し方など、見ているだけでも私は随分と勉強になりました。しかも私達家族にまで何かと気をまわしてくださり、私が母を迎えに行った時など「少しお待たせしてしまうので」と、イケメンの職員さんが私にお茶を煎れてくださいました。「えー? 私までおもてなししていただいちゃって、いいのかしら?」と恐縮しつつも美味しく頂きました!

デイに通うようになってからの母の変化もありました。それまでは認知症で文字を書くことに自信がなかったのか、一切書こうとしなかったのですが、通うようになってすぐの頃、買い物のメモを凄い速さでサラサラと書いたのです。母に活気が出たように感じました。

そしてもうひとつ助かったこと。なんとAデイサービスセンターは、看板にも建物にも送迎車にも「老人」「介護」などの言葉が一切書かれていないのです。母はそれまで「介護」といった言葉に過敏に反応し、「私はどこも悪くないのになんで介護なの!」と、いきり立つこともしばしばでしたので、これは本当に助かりました。

 

そして、ある職員さんが母の様子を連絡帳に書いてくださったユーモアあふれる内容。

「同じテーブルの方々ととても楽しそうに話をされて、女学生の集まりみたいでしたよ!」これには大爆笑! それまで介護サービスを特別なものとして捉えていた私が、この時から肩の力を抜いて利用できるようになりました。