『 温もりへの行程 』  

 

 

 

 皆さんこんにちは
我が家の病人は夫です。老々介護で心身共にシンドイです。

 ケアへ通うようになって二年弱、通所先はみなさんとても良く面倒を見て下さり感謝しています。しかし初めの一年でケアマネさんが三人目となり正直落ち着きませんでした。一人目は体調を崩し二ヶ月、二人目は二年目の新人さんで十一ヶ月で他へ転居、三人目はベテランさんと聞いています。

 三人目の時、私の家族会を探す問に対して「はじめて聞いた」そうで、翌日調べてくれたのは電話番号だけでした。連絡の結果は受話器の向こうで「・・・終わりました。明日何時から・・・云々」の冷たく感じた音声でした。

 重ねて今まで仲良く交信のあった友人の一人は、発病を伝えて以後二年間近くそれっきりの空白。同じ頃二十年来の友に書いた便りの返事は全くなく、偶然とは思いながらも「認知症」と云う三文字がやたら交錯して、私の気持ちは大きくダウンしました。ほっと会を知ったのは、こうして私が意気消沈していた頃でした。

 迷った挙句ソロリと受話器をとった私の耳に、会長さんの温かくてやわらかいお声とお話ぶりに涙が出るほど救われました。でも藤枝? 時間的に・・・”ソレガドウシタ”と陰の声に自分を奮起。

 改めて入会をお願いしようとした矢先、主人は脳出血を起こして入院、二ヶ月を要しましたが、発見が早かったらしくお陰様で手足や言語は異常なく唯、右目が少し霞む症状が残りました。

 やっと皆様のお仲間に入れて頂き胸を撫で下ろす事ができました。地元の皆様より少し遠くからの参加です。

 藤枝行きの日、朝、主人を送り出すと自分の時間にスイッチを切り替え、バスも電車も人の流れさえも楽しく目に写る行程となりました。短いけれどこの「自由」と云う時間の有難さ、胸に自由と何度も書いて、諸々の事をしみじみと感じ乍ら精一杯出席したいと思います。

 

 

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